コア・ブリード
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 コアブリードの取組み

我々日本人の食事は、南北に長い日本列島のため寒冷なところで栽培される穀物、野菜と温暖な気候で育つ様々な植物、さらには、南の亜熱帯の食材まで、実に種類が豊富であります。

しかし、それは日本がとてつもなく長い時間をかけて、外国から導入したからです。米、里芋、サツマイモ、トマト、ナス、キュウリ、スイカなどの熱帯・亜熱帯性の植物が大半です。つまり一言で言えば、日本の野菜穀物は「南伝の歴史」なのです。
現在、地球の温暖化が問題視されていますが、それは、1900年から100年間以上ずっと上昇し、約2℃気温が上がりました。
この2℃は大変多きな変化です。-2℃が0℃、-1℃が+1℃に、0℃が2℃に変わったということです、
これは、凍るか凍らないかの瀬戸際にある植物の生死の問題をクリアするほどの衝撃的な変化であります。
つまり、今まで冬の寒さであきらめていた植物をチャレンジ可能にしてくれます。
一方で、冬越えのための器具、道具が多様に開発され、工夫次第で低コストで簡単に寒さに対抗できるようになってきました。

温暖化をチャンスと捉えるべきであります。むしろ新たな恩恵だといえます。

場所と環境を選べば今まで不可であったものが可能となるところに着眼するのがコア・ブリードの基本姿勢の一つであります。
ストレリチア、熱帯性ヤマイモ、多様な君子欄(クリビア)を始め、比較的寒さに強いヘリコニアなどを手掛けていきたいと考えております。
また、花なら淡く、中間色で優美なものに品種改良するとか、食べ物なら健康食的な効果を有するものを取り組んでいきたいと考えております。

皆様のご支援をお願いいたします。
                           (コア・ブリードの取り組んでいる植物)