プロテアの育て方 |
栽培のポイント 1、酸性土壌を好む植物であるので、酸性となる種類の用土を選ぶ 2、過湿・多湿を嫌うので、水はけの良い土や砂を利用する 3、リン成分は根腐れを引き起こす原因となるので、極力限定する 4、多肥は根にダメージとなるため、腐植質が豊富となるよう工夫する
(場所の選定) 基本的に日光の好きな植物です。 また、寒いよりは暖かい所が良い。 適度な風は、常にあった方が良い。但し、寒い強風は、新葉の損傷につながる
(耐寒性・耐暑性) プロテアは、どの属であっても暑さ寒さには強い。 ただ、リューコスペルマム、ミメテスなどは、関東より北の地域では室内の方が安全であろう。 いずれも、霜には耐えるが、新葉の傷みは避けられない。 暑さが問題になることはないが、鉢植の場合、用土が過乾燥にならないように注意が必要。
(水やり) プロテアは、一般的に渇き気味の方が育つと言える。 しかし、浅根性のため、乾ききると枯れてしまう危険が伴う。 従って、安定的に湿気のある土にしておくことが要求される。 地植えの成木は、水やりの必要はほとんどない。幼く小さい苗は、普通の植物並みの水分でちょうどいいくらいである。 それ以外は、暑い時は毎日、涼しい時は2−3日に1回、寒い時は4−5日に一回が標準。
(施肥) 基本的に窒素中心の徐効性肥料が良く、次いでマグネシュウムが必要である。 リン酸はほとんど不要であり、カリュームも限定的にすべきである。 全体のバランスとしては、N、P、K、Mg=10、1〜2、1〜2、2〜3位である。
繰り返しますが、ドカンと急効性肥料を与えるのは避けて下さい。 また、間違っても過リン酸石灰など与えないように注意して下さい。
※※ 個々のプロテア栽培の実際 ※※ 各々の品種にとって好ましい生育環境が異なる場合がある。 耐寒性、土壌の酸性度、用土の保水性等が平準とは異なる品種もあるので注意を要する。 また、多めの肥料を必要とするものもあれは、少ない方が好ましいものもある。
栽培カレンダー 平準的な年間の栽培サイクルは以下に示しますが、一種の目途として活用できると思います。 個々の品種、栽培する地域の気温等を考慮する必要のあることは言うまでもありませんが・・・。
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