ストレリチアの種まき(播種) |
ストレリチアはその種類を問わず、即ち、レギネー、ジャンセア、ニコライのいずれの場合でも以下のように、種まきから鉢上げまでを行うことが出来ます。 (種まきの時期) 種まき後、温度が20℃以上を2ヶ月程度確保できる時期にする必要があります。 多くは発芽は1ヶ月程度ですが、中にはもっとかかる種がありますので2ヶ月を見ておくのが妥当と考えます。 このため、自然の条件下では6月〜8月が種まきの適期ということになります。 但し、保温ヒーターなどがあれば、一年中可能です。 (まき床) 鉢まきが一般的です。鉢の種類は問いません。ポリポットでも駄温鉢でもかまいません。 大切なことは、それが清潔であることです。(無菌のものであることがベスト) 過去に一度でも使用した鉢は使わないようにしたほうが安全です。 3号鉢で10粒くらいまけます。 (用土) 用土も鉢と同様に清潔なものでなければなりません。既に使った土の転用は避けてください。 具体的には、未使用の赤玉土などが便利です。バーミキュライトを混ぜて保水性を高めるなどの工夫は意味がありますが、赤玉土単用で充分です。 (種まきの手順) @オレンジの毛(タフトという)をすべて取り除く。 このとき毛の根元を押すようにすれば比較的容易に取れます。 A一晩水に浸して、種子に水分を吸収させる。 この手順は省略可能ですが、そのときは、しばらく用土に水を多めに与えます。 B鉢まきでは、鉢底に赤玉土中粒を敷くと水はけが良くなります。 そして、前述の鉢まき用土を鉢の6〜7割の高さまで入れます。 C1cm間隔で種をまく。 1cmより狭い間隔でも問題はありませんが、発芽して種が動いて種と種が重なるのは避け Dまいた後、1cm位用土を追加する。(覆土1cmということです) E湿気を絶やさぬよう適宜水遣りをする。 温度は20〜30℃を維持する。 F2ヶ月くらいで発芽がほぼ終えます。 そかし、中には半年から一年かかるものもあり、種として生き続けています。 生きている種子は指で押しても固く、すぐ分かります。 そのようなものは、まき直すことが出来ます。やり方は同じです。
(鉢上げ) 種まき後3〜4ヶ月後、ほとんどの発芽が終わり、葉が2〜3枚になった頃鉢上げします。 最初の移植は3号鉢でよいでしょう。用土は赤玉土と腐葉土の混合でよいでしょう。 また、施肥を開始しますが、はじめは液肥か油粕少々を2週間に一度くらいにしましょう。 葉が数枚になったら自信を持って、多めに施肥してください。 この後の移植は、一年経つ毎に4号、5号と1号ずつ大きくするのが一般的です。 しかし、実際には、自分の目で成長の度合いを見ながら調整してください。 詳細は、苗の育て方を参照してください。
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