やまいもの使い道 |
日本では、ヤマイモは無味無臭にして、強いて言えば「コク」があるということで自然薯が最良という意見が多くを占めてきた。しかし、実際には、無味なるがゆえにだし汁、調味料による味付けがなされ、それが「とろろ」の味となっている。 そのため、粘りのある芋が「コク」がある、そして舌にてごたえを感じることができるため粘り重視が主流である。 ただ、ヤマイモが生で食べられることからサラダに入れる事が本格化してから、長芋のような粘りの少ないさっぱりしたシャキシャキ感のあるものが多用されるに至っている。
先ず、熱帯性ヤマイモの特徴は、甘みのある品種があることです。因みに粘りもあります。(下図参照)
広く考え、多くの人がアイデアを出して試行錯誤し、面白い調理方法が考え出す時だと思っています。 ただ、甘みがあるとそれ自体上手いことも事実ですから、アイスクリーム、シャーベットへの利用は、既にアジアで行われています。 もう一つの視点は、省エネ、夏季酷暑対策です。 草勢の強いヤマイモの特徴を生かす「緑のカーテン」です。
熱帯性のイモは草勢が強く「緑のカーテン」にし易い性質がある。地下の芋が大きいものは地上部も大きい。 温帯性のものは、草勢は相対的に弱いが、芋を密に並列に置いて育てる等すれば、大きな面積をカバーできる。 しかも、芋が大きく、高品質で滋養性に優れたものがあることが、更に嬉しいことではないか。 |