山芋の名称は、日本各地で、その土地の人たちが選んで改良した結果、方言化の道をたどった。
 @ 具体的には、別の場所で同じ芋が栽培されていても、各々名前が違うことがある  
 A 逆に、違う芋であっても、同じ名前を使われていることがある。

  大和芋は、塊形種一般を指したり、塊茎種の中の1つの品種であったり、イチョウイモであったりしている。
 ナガイモという名称もどの分類のレベルかわからない場合、どの芋なのかわからなくなってしまう。

先ず、しっかり個々の山芋を分類しなければならない。


ナガイモが3か所に表れている。種名、品種グループ名、品種名という3つの異なったレベルに使用されている。

大和芋は異なるレベルのみならず、異なる品種グループで使われている。

 

ヤマイモは、その年に収穫した芋の一部を来年の種芋に使うことを繰返すため、どうしても土着性が強くなる。

この土着性は世界中にある。大署もトゲドコロもその他色々な芋もいろんな名称があるが、誰も世界的に管理しているものがはない。

その割には、Yamと言えばヤマイモという意味で使われるが、世界の公用語となっている。

 

ある意味、不思議である。

 

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ヤマイモの分類と栽培品種名の混乱の実態